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「サイン」

シックス・センスのナイト・シャマラン監督。メル・ギブソン。録画で鑑賞。

「宇宙戦争」陰鬱版。ミステリーサークルなど、元牧師一家の周囲にあらわれる様々なサインは、果たして何を意味するのか。

ストーリーは単純だと思うのだけど、何故か引き込まれる。音楽が少ないこと、目を離しがたいカメラ目線、それから、ところどころの ユーモアのおかげか。

信仰とはまた別の意味で、「世界のすべては、何かの伏線である」。このテーマは、思えば様々な作劇の基礎かもしれない。片田舎に息づく人生もまた、十分にドラマを含んでい るという感触が、妙に観る者の胸に届く。

賢い兄と勘の鋭い妹、特に「水が汚染されている」という妹の台詞の繰り返しが効果的だ。絶望に向かい合うということが、意外に真摯に描かれていると思った。

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