武士の一分
山田洋次監督。木村拓哉、壇れい。試写で。
山田監督の、藤沢周平原作の時代劇三部作の第三作。元毒味役で失明した新之丞が、「武士の一分」をかけて果たし合いに挑む。
ストーリーは意外にシンプルで、結構とんとんと展開する。筋よりむしろ、つつましい日常の細かい描写が印象的。だから、その日常に割り込む不穏な雨とか、いらいらする虫とか、クライマックスの決闘場面の風とかの細部がリアルだ。なぜ、小さな幸せを守ってくれないんだよう! それからとにかく壇れいが綺麗でしたねー。
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