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「笑の大学」

星譲監督。原作・脚本は三谷幸喜。録画で鑑賞。

昭和15年。喜劇から笑いを排除しようとする堅物の検閲官・向坂と、無茶苦茶な検閲に必至で抵抗する、劇団「笑の大学」座付き作家・椿一の攻防。録画していた舞台(96年?)と続けて観た。二人芝居の舞台版は、やっぱり西村和彦が、色気があってうまい。

映画のほうは、向坂が役所広司で、生真面目さが先に立つ感じ。個人的には、椿一の稲垣吾郎が案外はまり役だと思った。なんとかギャグをもぐり込ませようと努力をする姿から、ばかばかしい必死さが伝わってくる。けっこうコメディセンスがあるんじゃないかな。
喜劇作家・菊谷栄をモデルにしたという脚本は、普通の人の精神の解放をテーマにした、タフなもの。いい映画です。

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