隣人は静かに笑う

マーク・ペリントン監督、アーレン・クルーガー脚本。ジェフ・ブリッジス、ティム・ロビンス。

平和な郊外に住む大学教授が、挙動不審の隣人の素性をさぐるうち恐ろしい事件に巻き込まれていく。

ティム・ロビンズの微笑みに隠された冷静さ、不気味さが秀逸だけど、ありがちなスリラーだと思うと見事に騙されます。
とにかくエンディングが衝撃的。現実の事件とのシンクロを考えれば、これほど後味の悪いストーリーはないでしょうが、「マーシャル・ロー」と並んであえて一見の価値はあるかと。

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39 刑法第三十九条

森田芳光監督。鈴木京香、堤真一。録画で。

ある殺人事件で、容疑者の司法精神鑑定にかかわった研究者が、真実に迫っていく法廷サスペンス。

心神耗弱者の犯罪について考えさせる社会的な内容で、それについてはいろんな議論があると思うけど、エンタテインメントとしての謎解きもよくできてました。
しばしば指摘されることながら、食事のシーンににじむ親子の悩みの深さが印象的。この監督の名人芸でしょうか。俳優陣も頑張ってます。

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ベイブ/都会へ行く

ジョージ・ミラー監督。マグダ・ズバンスキー、ジェームズ・クロムウェル。録画で。

シリーズ前作で活躍した子豚が、今度はニューヨークで大冒険。

正直、見る前は全然期待してなかったけど、動物タレントとCGなどを駆使した映像美に意表をつかれました~。安ホテルの丸窓から、摩天楼のビル群に見入る豚の後ろ姿。もうノックダウンです。
オーストラリア映画ならではなのか、主人公が「牧羊豚」という設定もユニークだよね。ファミリー映画だけど、ストーリーもそうそうばかにしたものではないと思います。

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マグノリア

ポール・トーマス・アンダーソン監督。トム・クルーズ、ジュリアン・ムーア。録画で。

ロサンゼルス郊外の1日に、10人の男女が織りなす人生模様。

人間ドラマですが、何の脈絡もなく、空から無数のカエルが降ってくるという、思い切りのいいクライマックスで有名。小説でも時々、生き物が降るエピソードを見かけます。「海辺のカフカ」とか「麦ふみクーツェ」とか。これはいろいろ解釈があるのだろうと思うんだけど、私は個人的に、人生における何か避けようのない理不尽なこと、を感じるものだから、この映画には妙に納得してしまいました。

悪くないです。まあ、登場人物が多くてストーリーは複雑だし、長いんだけど。

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金融腐食列島 呪縛

原田眞人監督。役所広司。録画で。

バブル崩壊や総会屋事件に揺れる大手金融機関の内幕を描く。
原作を読んでいないので、どのへんがシナリオ独自の工夫なのか正確にはわかりませんが、金融の話を安易にわかりやすくし過ぎない筋運びで、そこに好感を持ちました。抑制がきいているというか、邦画における大人のエンタテインメントの可能性を感じさせる。とはいえ、経済モノで目立つ邦画というと、このあと「ハゲタカ」まであまり無いかな。やっぱり娯楽作にするのは難しいのでしょうか。

そういえば、オダギリ・ジョーの映画初出演作なんですね…

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ライフ・イズ・ビューティフル

ロベルト・ベニーニ脚本・監督・主演。録画で。

北イタリアで平和に暮らすユダヤ人系の一家。そこにナチスドイツの影が迫る。

秀作だなあ。「笑うということ」に込められた、人間としての自尊心が鮮烈です。
前半で主人公の純な人物像をコミカルにじっくり描いているのが、効果的ですね。これがあるから、後半の極限状態とも言える収容所体験で、家族のために空想の力で「美しい人生」を築いていくくだりに納得できる。幕切れは、何とも切ない…

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ミュージック・フロム・アナザー・ルーム

チャーリー・ピータース監督。ジュード・ロウ。録画で。

幼い頃に運命の人と感じた女性と偶然再会したダニー。その一途な恋。
ラブストーリーなんだけど、周辺の人物たちのいろんなエピソードが詰め込まれていて、そのどれもが中途半端な感じ。しかし、そういう整理されていないエピソードの積み重ねが、現実の暮らしかもしれないと感じさせる、不思議な自然さがある。
ジュード・ロウの率直さと合わせて、印象に残る一作。

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ノッティングヒルの恋人

ロジャー・ミッシェル監督。ヒュー・グラント、ジュリア・ロバーツ。録画で。

冴えない書店経営者とハリウッド女優の夢のような恋。

とてもよくできたラブストーリーではないでしょうか。ロンドン西部の高級住宅街、ノッティングヒルという舞台設定や、ヒュー・グランドの造形が魅力的。 特にヒュー・グランドの友人たちの、気取りのない大人っぽい付き合い方がよかったなあ。

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マトリックス

ウォシャウスキー兄弟監督・脚本、ジョエル・シルバー製作。キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー・アン=モス。劇場で。

天才クラッカー、ネオが巻き込まれるすさまじいコンピューターとの闘い。言わずと知れたマトリックスシリーズの第1作。

「時代を画す」。これにつきる。SF、日本のアニメやジョン・ウーのアクションなどの要素を大胆に取り入れつつ、哲学的なセリフとめくるめく映像美で強烈な印象を与える。エージェント・スミスの不気味さが秀逸。

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ストーリー・オブ・ラブ

ロブ・ライナー監督。ブルース・ウィルス、ミッシェル・ファイファー。録画で。

結婚15年目の夫婦のすれ違いを描いた、大人のコメディ。監督、俳優陣ともに手練れが揃い、舞台で観ても楽しめそう。決してひねらないラストが、主演二人の芸達者ぶりを際だたせていると思います。 

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